間接話法の下ごしらえ|한다体

皆さんは「間接話法」と聞いたら、まずどんな韓国語フレーズを思い浮かべるでしょうか。

どんな時に使う文法なのかがはっきりイメージできていない状態では、
自信を持って使うことはなかなかむずかしいです。

まずは「間接話法」のイメージを、具体的にインプットしてみましょう。

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状況:ZOOMで友達とビデオ通話中の会話

登場人物:私、友達(Aちゃん)

+私の隣には弟がウロチョロ。
+Aちゃんの隣にはお母さんがウロチョロ。

Aちゃん:そういえばウチ、アベノマスク届いたよ!

私:え、まじで!?

>>それを私が隣でウロチョロしてる弟に言います。

私:Aちゃん家、アベノマスク届いたって!!

弟:え、まじで!どうだって?

私:Aちゃん、マスクどう?って私の弟が聞いてる。笑

Aちゃん:あ、今お母さんが多分開けてるんだよね。
お母さん、マスク開けてみた〜?

>>鏡を見ながら着けてたお母さんが遠くから言います。

母:なんかね、やっぱちょっと小さいかしらね。

Aちゃん:小さいって。笑

私:やっぱそうなんだ。笑

(弟に向かって)小さいって。

こんな風に、第三者を挟んで何かを伝えたり、
「こうなんだって」と何かを説明する時に
必須になってくるのが、「間接話法」となるわけです。

↓ 上記の会話の韓国語バージョンはこんな感じ。

〜通話中〜

A: 아 맞다 우리 집에 아베노마스크 왔는데 ㅋㅋ

나: 아 진짜??
(동생 보고)야 에이짱 집에 아베노마스크 왔대!

남동생: 진짜? 어떻대??

나: 에이야 우리 동생도 마스크 어떻냐고 물어보네 ㅋㅋ

A: 아 그래? 잠깐만 우리 엄마가 지금 써보고 있는거같은데..
엄마 뜯어봤어?

친구 어머니: 야 이거.. 엄마한테는 좀 작은 거같네

A: 엄마한텐 좀 작나봐

나: 아 작으시대?

どのくらい理解できたでしょうか?

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内容は冒頭で話した日本語とほぼ同じです。

「届いたって!」

「どうだって?」

「小さいって。」

こう言った表現が、間接話法のゴールになるわけですね。

さて、ここからは作り方です。

間接話法でまず必要なステップは、通称「ハンダ体」と呼ばれる活用法です。

「する」の하다が、한다になることで、
ただの「動詞の原型」だった物に、感情が加わるようなイメージです。

例えば、나 먼저 가다(私先に行く)

これだとメモ書きされたものをそのまま棒読みにするような「感情のない」文章ですが、

この語尾をハンダ体にして、나 먼저 「간다」にすることによって
「私先に行くよ〜」と言う感情が加わるイメージです。

この語尾の便利なところは、形容詞は原型そのままで使えると言うこと。

例えばみんなもよく知っている、예쁘다(きれいだ)맛있다(おいしい)덥다(暑い)などの場合。

すべて「다で終わる原型のまま」ですが、

実はこれでもうすでに{きれい!」「おいしい!」「あつー;」のような
 ”感情がこもった形” で言えちゃってるんです。

で、こんなニュアンスの「ハンダ体」にした形が
いわゆる間接話法「だって」の形にする前の「下ごしらえ」に当たるわけです。

この活用させた語幹に「대」をつけることで「間接話法」が完成します。

(例)
動詞:가다>>간다>>(ハンダ体にしたものの語幹)간+대>>간대
形容詞:(原形そのままの語幹)예쁘+대>>예쁘대

ただここで一つ、
語尾の「대」=「〜다고 하다」が縮約されたもの

ということを覚えて置いてください。

日本語でも同じですが、

「먼저 간대」先にいくって。で終わるときもあれば、
「先に行くって”言ったんだけど、やっぱり一緒に行くわ”
というふうに付け足して話すこともあるわけです。

そのときに「いくって。」の中に全部縮約させちゃってたものを
「行くって言う(간다고 하다)」に一回戻してあげないと、後ろに色々つけにくくなっちゃうんですね。

「간대」は、もともと「간다고 해」なんだなって言うのがわかってれば、

あとは
1.一回戻してあげてから
2.았/었는데 をつけて
3.먼저 간다고 했는데〜

とつなげていきやすくなると言うわけです。

もちろん場合によっては「먼저 간댔는데」と、
ほどかずにそのままつなげていくこともあります。

ただこの、どこでほどくのか、ほどかないのか
「感覚的な慣れ」が必要になってくるため、

慣れるまでは、ほどいてから活用していくことをお勧めします。

【上級者向けに一言】

ほどかないままの例は以下の通りです。

「友達が迎えにくるって。」>> 친구가 데리러 온대

ここまでは間接話法。

これを応用して、
「友達 が迎えにくるって言うから待ってるんだ。」
>>친구가 데리러 온다고 해서 기다리고 있어

これをほどかずに、

친구가 데리러 온대서 기다리고 있어

とてもナチュラルな表現です。

ここからは「ハンダ体の作り方|動詞編」

1.パッチム有り:語幹+는다
2.パッチム無し:語幹のすぐ下にㄴパッチム+다

(例)

맛있게 먹다 >> 語幹[먹]に는다がついて、맛있게 먹는다

먹는다の語幹[먹는]に대をつけて「먹는대」となるわけです。

彼氏が、いつも美味しそうに食べる彼女を見て、
「本当に美味しく食べるよね」と感心するように言う表現が

「진짜 맛있게 먹는다」になるわけです。

(その他の例)

문을 닫다(ドアを閉める)>> 닫는다
사진을 잘 찍다(写真を上手に撮る)>> 찍는다

これがパッチム有りの動詞のハンダ体です。

【注意点】

語幹がㄹで終わるものは、
「ㄹが消えて、パッチム無しの単語として扱う」

만들다 >> 만드 >> 만든다(作る)
돌다 >> 도 >> 돈다(回る)
불다 >> 부 >> 분다(吹く)
열다 >> 여 >> 연다(開ける)

パッチム無しの動詞は、

고생하다 >> 고생한다(苦労する)
이해가 가다 >> 이해가 간다(理解できる、納得する)
잘 어울리다 >> 잘 어울린다(よく似合う)

のように、なります。

ここまでできたら、
あとは「〜だって」の最終形態にするだけです。

先ほどの例で言うと、
オッパが私に向かって「너 진짜 맛있게 먹는다」と言ったことを
友達に伝えたい場合、

맛있게 먹는다の語幹(=다の直前までの맛있게 먹는)に대をつけて、
맛있게 먹는대になるので、

友達に向かって、
「오빠가 내가 되게 맛있게 먹는대♡」と言えば、

「オッパが、私がすごい美味しそうに食べるね」って言ってた
という伝達になります。

今度はその友達が私に、
「2人は本当に似合ってるね」と言ったとしましょう。

韓国語だと、「둘이 진짜 잘 어울리다」に感情を込めて、
둘이 진짜 잘 어울린다~ といった感じですね。

それを私が後日彼に伝えるなら、

「友達が、私たち本当にお似合いだって!」と言うので、
上のセリフをそのまま間接話法にして、

「내 친구가 우리가 진짜 잘 어울린대」といえばOKですね。

発音が少し難しいかもしれませんが、

잘 어울리다(よく似合う)は、「お刺身にウィスキーって意外と合うよね」
なんていう「よく合う」としての意味でも使うため意外と頻度が高い表現です。

苦手なままでは億劫になり使わなくなってしまうので、
ここは音でインプットしてしまいましょう。

ポイントは「잘 어울린다を切らずに早く言う形:자러울린다」
で覚えること。

(例)

おぉ、似合うじゃん!>> 자러울린다~!
わぁ、よく似合ってますね! >> 자러울리네요!
とてもお似合いですね! >> 자러울리시네요!

ここからは「ハンダ体の作り方|形容詞編」です。

많다(多い)>> 많다고 해(多いと言う)>> 많대(多いって)

チェジュ島にかわいいカフェいっぱいあるんだって!
>>제주도에 예쁜 카페가 진짜 많대!

チェジュ島にあるカフェはみ〜んなかわいいんだって!
>>제주도에 있는 카페는 다 예쁘대!

チェジュ島には、かわいいカフェたくさんあるんだって!
>>제주도에는 예쁜 카페가 많이 있대!

どれが最後に来ても、活用方法は同じですね。

ちなみに過去形の場合は「形容詞動詞関係なく過去形に活用した語幹」にそのまま대をつけるだけ。

めっちゃ美味しかったって >> 엄청 맛있었대!
ちょっと辛かったって >> 좀 매웠대
仕事が忙しかったって >> 일이 바빴대
さっき電話したって >> 아까 전화했대

敬語にしたければ、대の後ろに요をつけるだけです。

いかがでしょうか?

今回の内容は、どれも慣れてしまえばなんてことはなくて、
実は「間接話法が難しい理由」というのは他に存在するんです。

それが、〜してだって、〜しろだって、〜する?、〜しようだって
というような応用編です。

ただこれをスムーズに理解するには、
今日お伝えした基本形を何も考えずにスラスラーっと変換して
話せるくらいに慣れた状態である必要があります。

ぜひ、今回の基本形を自由にコントロールできるまで
自分なりに例文をたくさん作ってみてください。

「あのお店、最近できたんだって」

「去年行ったホンデのカフェお店閉めるんだって」

「もうダイソーでもマスク売ってるって」

「サイズが小さくて返品したいんだって」

「スマホ変えたらライン消えちゃったんだって」

「在宅勤務になったからiPad買うんだって」

皆さんなら、どんな表現にするでしょうか?

それではまた、応用編で

お会いしましょう。

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